エンターテイメントでは、プログラマが活躍することを題材とした作品も多い。
情報技術が時代の最先端として認められるようになって以来、作品のエッセンスの一つとして取り入れられるようになった。
しかし、現実とフィクションには、類似している点がある一方で、異なる部分も多くある。そのため、映画やテレビ、小説に登場してくるプログラミング技術者と、実際に開発で仕事に携わることには開きが存在している。
現実でプログラマとして仕事をするにあたって直面するのが、生産性や効率といった要素である。
無駄を省いて、いかに最短距離で求められる成果をあげるかが、仕事上では重要となる。しかし、フィクション作品で登場するプログラミング技術者には、演出上無駄な部分も多く、実際の仕事では参考にならないこともよくある。
このことから、映画などのフィクション作品を参考にして、実際の仕事の内容をよく知らずに、プログラマの仕事を選ぶのはあまりに早計である。
それでも、まず始めのきっかけとして憧れを持つことは大切であり、プログラミング技術者として業界で活躍している人たちの中には、フィクション作品を入り口としてその仕事を目指すといった事例もある。
仕事に始めて携わって、高い生産性や効率を求められることにフィクションとのギャップを感じることは確かにあるものの、それを受け入れて乗り越えた先に、本当のプログラミング技術者としての道が見つかる。
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